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TEL 090-4051-3761
【受付時間】9:00〜17:00

きぬがわ行政書士事務所 

地域密着・親切・丁寧・安心価格
相続・遺言・成年後見・生活保護のお悩みは、当事務所にお任せください

きぬがわ行政書士事務所
行政書士・社会福祉士 衣川 剛史

「誰に相談すればいいのかわからない……」そんな不安を抱えていませんか?
当事務所では、福祉現場の最前線を知る専門家としての経験を活かし、代表自らがお客様一人ひとりの状況に寄り添い、丁寧にお話を伺います。
ご自宅への訪問も承っておりますので、外出が難しいご高齢の方や障害をお持ちの方も、いつもの安心できる環境でリラックスしてご相談いただけます。
また、土日・祝日も休まず対応しております。「平日は仕事で時間が取れない」という方も、どうぞ安心してお問い合わせください。

難しい手続きを代行

遺言や相続、成年後見といった手続きは、その重要性を理解していても、いざ取り組むとなると難解で複雑なものです。
ご自身で進めようと無理を重ねた結果、慣れない作業の連続に心身ともに疲れ果ててしまう方も少なくありません。

そのような時は、専門家の力を借りて、一日も早く穏やかな日常を取り戻しませんか。
費用はかかりますが、何より代えがたい「心の平安」を保つための確かな選択肢となります。

何を聞いてもいい

「士業は敷居が高そう」というイメージがあるかもしれませんが、どうぞご安心ください。
私は元ソーシャルワーカーとして、「傾聴・受容・共感」の姿勢を何よりも大切にしています。
どんなに小さな疑問でも気兼ねなくご相談ください。
一つひとつ丁寧にお答えしながら、最善の解決策を一緒に見つけていくスタイルをモットーとしています。

安心価格
報酬は各事務所によってまちまちですが、あまりにも安かったり高かったりでは不安です。
当事務所では、地域密着で丁寧な対応を心掛けながら、報酬は埼玉県行政書士会統計の平均価格帯で設定していますので、安心してご利用頂けます。

例:遺言書の起案および作成指導9万円、相続手続き一式9万円(相続財産1000万円未満)
小見出し
  • 販売価格
  • 1,000円
  • (税込み)
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。

手続きを専門家に依頼するメリット・デメリット

「自分でやるか、専門家に頼むか…」迷った時の判断材料として、専門家の仕事の裏側とあわせてご紹介します。

💡 専門家に依頼する3つのメリット

まるごとお任せで安心:複雑な手続きをすべて代行。心理的な負担が激減します。
スピード感:手順が頭に入っているため、自分でやるより格段に早く完了します。
正確さ:法的な言い回しや書類作成も、正確かつスムーズに進みます。

⚠️ 唯一のデメリット

費用(報酬)がかかる:ご自身で動く「時間と手間」を、お金で買うという形になります。

🔍 知っておきたい「専門家の仕事」の正体

専門家といっても、魔法のように一瞬で解決するわけではありません。

手順は地道で丁寧  
解決へのステップは、実はプロも一般の方も同じです。専門家は「調べ方」と「要領」を熟知しているため、迷わず最短距離で進めることができます。
見えない「調査」に時間をかける
相続人や財産の確認、金融機関ごとのルールなど、実はプロでも「調べてみないと分からないこと」がたくさんあります。
そこを根気強く正確に調査するのが専門家の職人技です。
知識のネットワークを活用
基本は単行本や専門書で逐一確認しつつ、難しい判断が必要な時は、同業者や他業種(税理士・司法書士など)と連携して、適切な答えを導き出します。

「難しい文章を読むストレス」や「調べる時間」をプロに預けて、日常の生活を優先できること。 それが専門家を利用する最大の価値と言えるかもしれません。

メリット
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト...。テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト...。テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト...。

相続手続き料金表

表(他社比較+スマホ横スクロール)はタブレット以上のサイズでのみ編集可能です
(実際の公開ページではタブレットサイズ以下で横スクロールが表示されます)
相続財産
1000万円未満
相続財産
2000万円未満
相続財産
4000万円未満
相続財産
8000万円未満
相続人調査
(戸籍取得)
33,000円
33,000円
33,000円
33,000円
相続関係説明図
16,500円
16,500円
16,500円
16,500円
相続財産調査
(不動産・預貯金など金融資産)
33,000円
33,000円
44,000円
66,000円
遺産分割協議書
27,500円
38,500円
55,000円
99,000円
合計
99,000円
121,000円
148,500円
214,500円
相続手続き一式パック
90,000円
110,000円
135,000円
195,000円
見出し
紹介文や説明文などを記入してください
紹介文や説明文などを記入してください
×
紹介文や説明文などを記入してください
紹介文や説明文などを記入してください

※①相続人調査は6名以降11,000円加算

※➁相続財産調査において金融機関が4行(社)以上の場合、1行(社)につき11,000円加算となります。

※相続財産が1億円を越える場合は、別途お見積りさせていただきます。

※相続関係説明図に代わって法定相続情報一覧図作成の場合は、11,000円加算。

※兄弟姉妹の相続及び相続人にすでに他界されている方がいる場合、代襲相続人がいる場合別途お見積りさせていただきます。

※預貯金の解約払戻手続き、有価証券の名義変更、自動車の名義変更等は1件16,500円を目安に対応させていただきます。

※市役所や法務局などで必要となる印紙代などの費用、戸籍等の必要書類の収集費用につきましては別途実費をいただきます。

※遺産分割協議の立会いは、最初の2時間まで16,500円とし、1時間毎に5,500円プラスになります(紛争性がある場合は除く)

遺言書料金表

表(他社比較+スマホ横スクロール)はタブレット以上のサイズでのみ編集可能です
(実際の公開ページではタブレットサイズ以下で横スクロールが表示されます)
相続財産額
3000万円未満
相続財産額
6000万円未満
相続財産額
9000万円未満
相続財産額
1・2億円未満
自筆証書遺言
作成サポート
66,000円
88,000円
110,000円
132,000円
公正証書遺言
作成サポート
90,000円
121,000円
143,000円
165,000円
見出し
紹介文や説明文などを記入してください
紹介文や説明文などを記入してください
×
紹介文や説明文などを記入してください
紹介文や説明文などを記入してください

※遺言執行の報酬につきましては、遺産総額の1%(最低報酬額33万円)です。

※遺言の証人(立会)11,000円

※公正証書遺言作成サポートの費用には、証人1名分が含まれております。

※相続財産が1・2億円を越える場合には、別途お見積りさせていただきます。

※市役所などで必要となる書類を収集する費用(実費)は別途ご請求申し上げます。

※公証人手数料は別途必要になります

※遺言執行時における相続登記費用及び実費は別途ご請求申し上げます

※お支払いは、原則として報酬額の50%を前金としてお支払いいただき、手続き終了後に残金をお支払いいただきます。

※必要最低限の相続人調査、財産調査は上記報酬に含まれております。それ以上の調査は別途料金となります。

<お気軽にご相談ください>
TEL 090-4051-3761 
【受付時間】9:00〜17:00 【定休日】なし

ごあいさつ

はじめまして。
”超高齢社会のセットアッパー”
きぬがわ行政書士事務所 代表の衣川 剛史です。
 私は昭和46年、埼玉県北葛飾郡幸手町(当時)に生まれました。サラリーマンの父と専業主婦(のちに演歌歌手)の母のもと、3人兄弟の2番目として育ちました。

幼少期から野球に熱中し、中学、高校(春日部東高)、大学(順天堂大)と、一貫して白球を追いかける日々を過ごしました。ポジションはセカンドやショート、打順は2番や9番。派手な主役ではありませんでしたが、常にチームの勝利のために「つなぎ」の役割を担ってまいりました。

大学卒業後は、JAや病院、地域包括支援センターに勤務いたしました。JAでの保険査定や渉外、病院でのソーシャルワーカー、そして地域包括支援センターでの社会福祉士。職種こそ変わりましたが、そこでもやはり、お客様と組織、あるいは個人と制度を橋渡しする「つなぎ」の役割が私の本分でした。

現在、日本には介護保険や成年後見といった優れた制度がありますが、これらは健康保険のように自動的に適用されるものではありません。制度設計は複雑で、誰もがすぐに理解できるとは言い難いのが実情です。その結果、必要な支援に繋がることができず、孤独死などの不本意な結末を迎えてしまう方が少なくありません。

どんなに立派な方であっても、最期まで一切人の手を借りずに生きていくことは不可能です。制度を賢く活用するには「的確な情報収集」と「サービスに繋がるための作法」が欠かせません。これらを自力で行うのが難しい方には、信頼できる「相談相手」が必要です。

私は、行政手続きや生活法務、そして社会福祉の専門家として培ってきた経験を活かし、制度との「つなぎ役」や「メンター」でありたいと考えています。誰もが最期まで自分らしく生きられるよう、心を込めてサポートしてまいります。



埼玉県行政書士会春日部支部所属  登録番号第19130124号
埼玉県社会福祉士会会員 会員番号68559 登録番号第83595号 
公益社団法人コスモス成年後見サポートセンター 会員番号1304621                                  特定非営利活動法人くらしの相談室理事   
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代表コラム

  • 或る先輩のはなし(1)

    練習試合というものは、決まって一日に二試合組まれていた。第一試合はレギュラーが、第二試合は控えが主役となる。

    その日の第一試合、わが校は敗れ、監督の顔には曇りがかかっていた。重たい空気を引きずったまま始まった第二試合は、序盤こそこちらが主導権を握ったが、中盤に差しかかると相手が息を吹き返し、こちらの拙い守備も手伝って逆転を許した。
    それでも試合は揺れ続け、こちらも意地を見せて再び逆転する。ベンチの空気がわずかに温度を取り戻したそのとき、思いがけない“物語”が生まれた。K先輩の代打起用である。

    K先輩は、野球部の中でも異彩を放つ存在だった。一年遅れで入部してきた彼は、かつて学校に馴染めず留年したという。二度目の二年生を迎えるにあたり、何かを振り切るように野球部の門を叩いたのだという。

    当初、先輩たちは一つ年上の新参者をどこか距離を置いて見ていた。しかし、K先輩は黙々と、愚直なまでに練習に向き合った。技術は決して高くない。それでも、手を抜くということを知らない背中には、誰もが心のどこかで敬意を抱かずにはいられなかった。
    いつしか彼は呼び捨てではなく「君」付けで呼ばれるようになり、部内の空気の中に静かに居場所を得ていった。

    そんなK先輩の家に、私は一度だけ足を運んだことがある。K先輩を慕う同級生Sの発案で、同じく同級生のKと三人、公団住宅の一室を訪ねた。
    K先輩は照れたような笑顔で迎え、母親に「後輩が来たから、どこか出かけてよ」と言った。母親もまた、どこか嬉しそうに応じた。

    三畳間の部屋は質素ながら、小奇麗に整えられていた。壁に貼られた手書きの一日の計画表が、ひときわ目を引いた。
    部活を終えて帰宅するのは夜八時。夕食と風呂を済ませると、すぐに就寝。夜中の二時に起き、補強運動をし、三時間の勉強。再び補強運動を挟み、朝食をとり、六時半には家を出て朝練へ向かう。
    その生活を淡々と続ける人間が、目の前にいる。私は改めて先輩の顔を見た。
    校内実力テストの掲示板に彼の名が常に上位にあった理由を、そのとき初めて深く理解した。褒めても謙遜し、後輩にも穏やかに接する姿は、努力を誇らない者だけが持つ静かな強さだった。

    対照的に、私は一年生の頃にレギュラーを任され、少し打てるようになっただけで慢心し、態度を咎められることも多かった。二年に上がる頃には監督に見放され、試合どころか練習試合にも出られず、心は腐りかけていた。
    K先輩の存在は、そんな自分をかろうじて踏みとどまらせる支えだったのかもしれない。

    その日、ひとしきり話が弾んだあと、K先輩が「とっておきのものを見せる」趣旨のことを言った。十八歳の誕生日に学校を休んで買いにいったという“お宝映像”。当時のAV界を席巻していた女優のビデオだった。
    男四人で食い入るように見入ったあと、くだらない話をして笑い、明日からまた頑張ろうと別れた。

    あの三畳間の空気、K先輩の照れた笑顔、壁に貼られた計画表。
    どれも今でも鮮やかに思い出せる。
    あの頃の私は、誰かの生き方に触れることで、ようやく自分の足元を見つめ直し始めていたのだと思う。
  • 或る先輩のはなし(2)

    突然の代打指名を受けたK先輩は、落ち着かない足取りでバッターボックスへ向かった。構えも所作もぎこちなく、はた目にも緊張が伝わってくる。正直、打てる気配はまるでなかった。

    案の定、あっという間にツーストライク。三振か、良くても力のないゴロだろうと、誰もが予感していた。

    しかしその直後、K先輩が初めて振ったバットに、ボールがかすかに触れた。
    力のないハーフライナーが一塁方向へ飛んでいく。最初は一塁手の正面かと思ったが、よく見ると二塁手寄りへと軌道がずれていた。
    「おもしろい!」
    思わず胸が高鳴った。もしかしたら、間を抜けるかもしれない。
    周囲のチームメイトも同じ想いであったに違いない。
    「抜けろ」
    心の底から祈った。
    だが、願いは届かず、打球は無情にも一塁手のミットにノーバウンドで収まった。
    K先輩の表情が、一瞬の期待から落胆へと変わるのがはっきりと見えた。

    その次の瞬間、信じられない光景が起きた。
    K先輩は、ライナーでアウトになったにもかかわらず、我に返ったように一塁へ全力疾走したのだ。
    相手チームには理解できない行動だったに違いない。しかし、K先輩とはそういう人だった。
    その姿に、わがチームには爽やかな風が吹き抜けた。私の心の中にも。

    その後、K先輩の家に一緒に遊びに行った二年生エースのSがリリーフとしてマウンドに上がった。
    相手打者をゴロに打ち取るたび、飛んだ方向を指さしながら「ショート!」「セカンド!」と声を張り上げている。
    たかが練習試合、それも第二試合だというのに、尋常ではない気迫だった。

    このままリードを守れば、K先輩の初出場に花を添える勝利になるはずだった。
    だが、野球はそう甘くない。

    Sの出来が悪かったわけではない。相手が一枚上手だった。
    最終回、ランナーをためた末に、痛恨のサヨナラヒットを浴びてしまった。
    それでも私は、どこか清々しい気持ちでいた。いいものを見せてもらった、そんな感覚だった。
    ところがふと気づくと、敗戦投手となったSが、おんおんと泣いていた。
    たかが練習試合だというのに。
    SはK先輩の心意気を誰よりも感じていたのだろう。だからこそ自分のふがいなさを責めていたのかもしれない。

    普段は鬼のような監督が、このときばかりは笑顔でSをねぎらっていた。その光景が妙に胸に残っている。

    野球というスポーツはチームワークとか友情とかの文脈で語られることも多いが、個人技の集合体であると私は思っている。
    実際、打席に二人はいることはできないし、投手がホームに向かって投げないとプレーすら始まらない。
    誰もが「人を差し置いてでも、自分が活躍したい」と願うのはごく自然な感情である。
    意外な形ではあるが、この日ほどチーム全員が同じ気持ちになれたことはなかったように思う。

    結局、K先輩にとってはこの打席が唯一の出場機会となった。

    この先輩たちの代は、わが校にしては珍しく健闘し、最後の夏の大会で三回戦まで進んだ。
    敗れれば三年生は引退となるが、試合後には、三年生全員が一人ずつスピーチをするのが伝統だった。
    K先輩の番が来た。
    彼は静かに言った。
    「・・・あのファーストライナーは、一生忘れません」
    その瞬間、私は不覚にも号泣してしまった。
    後にも先にも、あれほど胸を揺さぶられた瞬間はなかった。
  • 或る障がい者のはなし

    平日の昼下がり、スーパー銭湯の暖簾をくぐるのは、ささやかながらも至福の贅沢だ。

    散髪を済ませ、湯に浸かり、サウナで汗を流しては、仕上げに冷えたコーヒー牛乳を喉に流し込む。
    平日料金わずか七百円ほどで手に入るこの時間は、休日の喧騒とは無縁の、ほどよいくらいの静寂に満ちている。
    洗い場を見渡せば、こだわりの入浴セットを使いこなす者、湯船で静かに読書に耽る者。
    各々が己の作法で、この自由を享受していた。

    私が体を洗いながら「今日はまず薬膳風呂から始めようか」と思案していた、その時だった。

    浴室の入り口に、一人の身体障がい者と思われる男性と、ヘルパーらしき連れの男が姿を現した。
    「障がいのある方も来られるのだな」と、それほど深い感慨もなく眺めていた私の目は、次の瞬間、驚きに変わった。
    なんとヘルパーは、彼をその場に残したまま、足早に浴室を去ってしまったのだ。

    「・・・大丈夫なのだろうか」
    言葉には出さずとも、その場に居合わせた数人の男たちが一様に抱いた危惧だった。
    案の定、その男性は歩くことが叶わないらしく、床に座り込んだまま、腕の力でお尻を引きずるようにして、じりじりと進み始めたのである。
    ゆっくりとでも進めるのならば、それはそれでよい。
    だが、目的の湯船に浸かるには、十五センチほどの縁(ふち)という、彼にとってはあまりに高い壁が立ちはだかっていた。

    場内に、目に見えない緊張が走った。
    誰もが「どうすべきか」と戸惑いながらも、「何とかしなければ」という衝動に突き動かされていた。
    私は、彼を置き去りにした薄情なヘルパーへの憤りすら覚えていた。
    しかし、当の男性は絶望の色など微塵も見せず、ただ黙々と、薬膳風呂の縁を目指して進んでいく。
    あそこまで辿り着けば、我々が協力して抱え上げ、湯船に入れてあげられるはずだ。
    だが、一体どのタイミングで、誰が声をかけるべきなのか。私は悶々としたまま、彼を注視していた。

    「・・・俺がやるしかないか」
    そう覚悟を決めた時、私の思考はその決意で塗り潰された。
    男性が湯船の五十センチ手前まで差し掛かった、その瞬間だった。
    私が立ち上がろうとしたのとほぼ同時に、前方にいた男も、斜め後ろにいた男も、弾かれたように腰を上げた。
    示し合わせたわけでもない。
    三人の男たちは一瞬のうちに男性の傍らへ集まり、その体を静かに抱え上げると、ゆっくりと温かな湯の中へと導き入れた。

    湯に浸かった男性は、言葉にならない声を漏らし、満面の笑みを浮かべて私たちに感謝を伝えてくれた。
    おそらく、言葉を操ることも難しい方だったのだろう。
    その時、浴室全体が不思議なほど温かな空気に包まれた。
    私は、理屈では説明できない清々しい充実感に浸っていた。

    その後、彼がどうやって湯船を出て、あのヘルパーと合流したのかは知らない。
    けれど、きっと周囲の誰かが自然と手を貸し、彼は心身ともにさっぱりとして帰路についたに違いない・・・不思議とそんな確信があった。

    あのヘルパーの対応には今も首を傾げたくなるが、それでも、世の中は決して捨てたものではない。
    湯上がりの肌を撫でる風が、いつもより少しだけ優しく感じられる一日だった。
  • 或るうどん屋のはなし

    ネットの何気ない検索で見つけた、とあるうどん屋の話だ。

    一面の田んぼの中にぽつんと佇むその店は、店舗というより「小屋」と呼ぶのが相応しい。
    手入れの形跡がない木造の建物と砂利の駐車場に、「大丈夫なのか?」と不安を覚えつつ足を踏み入れると、そこには腰の曲がった、優に80歳は超えているであろう店主のおばあさんがいた。
    そのぎこちない歩き方は、介護申請をすれば「要支援2」は付きそうなほどだ。

    「今日は店を開けるんじゃなかったよ」
    席に着くなり、店主は不機嫌そうに言い放った。
    午前中の土砂降りが嘘のように晴れた昼時であったが、定休日でもないのになぜそんなことを言うのか。
    困惑しながらも、家族3人で天盛り、かき揚げ、ざるうどんをそれぞれ注文した。店内は次第に客が集まり活気をおびてきたが、30分経っても一向にうどんが出てくる気配がない。
    注文用紙の代わりに、広告の裏紙を切って代用している時点で嫌な予感はしていたのだが・・・。
    厨房を覗けば、そこは80代とおぼしき高齢者たちの戦場だった。
    まったく統制が取れておらず、各々が勝手に動いているようにしかみえなかった。
    ようやくうどんが運ばれてきたのは、1時間近くが経過した頃だった。
    しかも注文間違いのおまけ付きだ。
    作り直しのために下げた厨房からは、今度は店主とパートさんの激しい口論が聞こえてくる。

    愚痴、間違い、喧嘩。まるで良いところのない店だ・・・そう確信しかけた瞬間、目の前に現れた「天盛りうどん」がすべてを吹き飛ばした。
    中盛りを頼んだはずだが、一般の店なら優に大盛り、いや特盛レベルの圧倒的なボリュームだ。
    これにキス天を含む5種類の天ぷらが付いて、価格はわずか900円。
    濃いめの出汁も美味いが、何よりうどん自体に強烈なコシがあり、作り手の魂が宿っているかのような「本気」を感じさせた。
    それは利益のためではなく、ただ「好きだから」やっている者のみに出せる、一種の気合の結晶であった。

    予想外の客入りに対し、高齢スタッフで応戦するという苦しい状況で店が機能不全に陥りかけた頃、30代と思われるジャージ姿の女性が助っ人に駆けつけ、ようやく店は回りだした。
    最後の最後にはお釣りを間違えられるなど、最後まで油断できない店ではあったが、不思議とこの頃には、店に対して愛おしささえ感じている自分に気づいた。
    店を出る時には「また来たい」どころか「また行かねばならない」という衝動に駆られていた。

    帰りの駐車場では、店に居ついている野良猫と遭遇した。
    6キロは優にありそうな巨漢で、体は汚れ、大きな顔は傷だらけだ。
    数々の修羅場をくぐり抜けてきたであろう面構えだが、一切の緊張感を感じさせずに擦り寄ってくる姿がまたいい。

    ボロボロの小屋、不機嫌な店主とドタバタの店員、そして魂の籠もった尋常でない分量のうどんと、ふてぶてしくも愛くるしい巨大な猫。
    そのすべてをひっくるめて、この店の「味」なのだ。
    ここは決して、無くしてはいけない店だと強く確信した。
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サービス紹介

相続手続・遺言作成
【相続手続支援】
相続人調査、財産調査、親族関係図、法定相続情報一覧図、遺産分割協議書、金融機関手続きなど
※相続税申告や登記申請が必要と判明した場合は、信頼できる税理士や司法書士を紹介できますので、ご安心ください。
【遺言作成支援】
相続人調査、財産調査、遺言原案作成、公証人との交渉、証人の確保など
成年後見
【任意後見分野】
任意後見契約書、任意代理契約書、見守り契約書、死後事務委任契約書等の作成および受任
【法定後見分野】
申立て支援(親族関係図作成)、法定後見人候補者になること


役所への申請
【生活保護】
事前相談、申請書の作成、福祉事務所への同行
【農地法関係】
・農地の売買、開発行為など
【自動車関係】
・車庫証明、廃車手続き、名義変更手続き
【外国人関係】
・入国管理局への申請取次
小見出し
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【受付時間】9:00〜17:00

お知らせ 

セミナー・相談会のお知らせ

  • 2026年6月19日(金) 14~16時 幸手市南公民館にて相談会を実施します
  • 2026年7月17日(金) 14~16時 幸手市南公民館にて相談会を実施します
  • 2026年8月21日(金) 14~16時 幸手市南公民館にて相談会を実施します
  • ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。

お問い合わせ

お問い合わせは、お電話(TEL 090-4051-3761)にてお問い合わせいただくか、下記のお問い合わせフォームにご記入いただきご連絡ください。
お電話、メールによりご対応させていただきます。
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事務所概要

事務所名
きぬがわ行政書士事務所
所在地
〒340-0111
埼玉県幸手市北2-5-39 
TEL
090-4051-3761
FAX
0480-43-4177
メールアドレス
tkm1226y@gmail.com
営業時間
9:00〜17:00
最寄駅
東武日光線幸手駅徒歩13分
代表
衣川 剛史
駐車場
2台分置ける駐車スペースがございます。電車でお越しの方につきましては、お電話を頂ければ幸手駅までお迎えに参ります。
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